2022年10月25日 11:02
ggplotでは自動で表示される補助線を、クラシックな図でも表示させる方法です。例えばこんなデータを用意して作図します。x1<-c(2,4,6)y1<-c(5,3,8)plot(x1, y1, col="red", pch=16)このような図ができます。次に「grid(NULL, NULL)」と入力すると補助線が引かれますが、プロットと重なったところは補助線が前面に表示されてしまいます。 このように入力すればOKです。plot(x1, y1, col="red", pch=16, grid(NULL, NULL))こちらでも同じです。plot(x1, y1,...
2022年06月24日 10:40
横軸が日付の折れ線グラフで、理想的な図がなかなかできず苦労しているので、紹介します。こんなデータを使ってみます。日付と、ある植物の長さをイメージして勝手に作ったデータです。Excelならこんな図になります。まずはRでクラシックな図を作ってみます。データを読み込み(csvから取り込んでもかまいません)x<-as.Date(c("2022/6/5", "2022/7/21"))y<-c(40, 80)続いて図を作ります。par(xaxt="n") #x軸の表示をしないplot(x,y,type="b", xlim=as.Date(c("2022/6/1",...
2020年12月17日 08:47
Rの箱ひげ図の幅を調節する方法です。例として、Rに予め用意されているデータセット(InsectSprays)を再び使います。> boxplot(count ~ spray, data = InsectSprays)このうち、AとBとFだけ幅をそのままにして、CとDとEの幅を狭くしてみます。> boxplot(count ~ spray, data = InsectSprays,...
2020年09月16日 15:14
そんなことも知らなかったのか?と言われそうなことを今更に知りましたので、紹介します。Excelでデータを整理していて、「AとBの差が0.1未満」を抽出しようとしていたら、差が0.1なのに(つまり0.1未満ではないのに)抽出されてしまった、ということがありました。試してみましょう。1つの列のセルに1から0.1ずつ増やしていき、隣の列に0.9から同様に0.1ずつ増やしていきます。隣り合うセルの差は0.1です。if式で「隣り合うセルの差が0.1未満なら(間違いなので)"FALSE"、0.1未満でないのであれば(正しいので)"TRUE"と表示しなさい」と命令してみます。当然、差は0.1であり、0.1未
2020年04月08日 18:34
生データから折れ線グラフを作成します。こんな図を作る手順です。今回もRに予め用意されているデータセット「ToothGrowth」を使ってやってみます。Rを立ち上げて「ToothGrowth」と入力すると、以下のデータが出てきます。 len supp dose1 4.2 VC 0.52 11.5 VC 0.53 7.3 VC 0.54 5.8 ...
2019年10月18日 11:18
箱ひげ図で、x軸がカテゴリー変数の場合、デフォルトでは数字順やアルファベット順になります。しかし、自分の好みで並び替えたり抽出したりすることができます。Rに予め用意されているデータセット(InsectSprays)を使ってみます。> boxplot(count ~ spray, data =
InsectSprays)このうち、AとCだけを抽出してC、Aの順に並べる図を作ってみます。> boxplot(count~factor(spray, levels=c("C","A")),...
2019年07月13日 06:38
Windowsで起こる問題のようですが、ちょっと困ったことがありました。Rで作図してメタファイルとしてコピーし、MS-PowerPointやMS-Wordに貼り付けると、変な線が入ることがあります。以前に作った図をメタファイルとしてPowerPointに貼ってみます。作図コマンドはこちら。> boxplot(count ~ spray, data =...
2019年02月28日 14:22
Rは箱ひげ図を描くのにとても便利です。ここでは2要因の箱ひげ図を描く場合をとりあげます。
まずは1要因の箱ひげ図から。Rに予め用意されているデータセット(InsectSprays)を使ってみます。データセットはsprayの種類ごとにカウントデータが12個ずつあります。データ数は以下のコマンドで確認できます。> summary(InsectSprays) count spray Min. :
0.00 ...
2019年02月04日 08:58
グラフを書くときに、誤差線(エラーバー)を表示したいことがあります。平均値±標準偏差、といった表示に加えて、正あるいは負のみを表示したい場合にどうするかを取りあげたいと思います。(注)こちらのページを参考にしています。Rにもともと入っているデータセット(iris)を使ってやってみます。> iris.mean <-
tapply(iris$Sepal.Length, iris$Species, mean) #Speciesという項目ごとにSepal.Lengthの平均値を求めます> iris.sd <-
tapply(iris$Sepal.Length,...