クラシックな図に補助線を追加

2022年10月25日 11:02

ggplotでは自動で表示される補助線を、クラシックな図でも表示させる方法です。


例えばこんなデータを用意して作図します。

x1<-c(2,4,6)

y1<-c(5,3,8)

plot(x1, y1, col="red", pch=16)


このような図ができます。



次に「grid(NULL, NULL)」と入力すると補助線が引かれますが、プロットと重なったところは補助線が前面に表示されてしまいます。 



このように入力すればOKです。

plot(x1, y1, col="red", pch=16, grid(NULL, NULL))


こちらでも同じです。

plot(x1, y1, col="red", pch=16, panel.first=grid(NULL, NULL)) 


このpanel.firstは「プロットする前に作業して」という命令なので、逆にpanel.lastとすればプロット後に補助線が引かれます。


次は箱ひげ図で挑戦です(こちらのページを参考にしました)。

こんなデータを入力して作図します。

x <-1:10
y <-1:5
boxplot(x, y, col="blue")



横方向だけ補助線を引くことにします。同じように boxplot(x, y,col="blue", panel.first=grid(NA,NULL)) と入力しても補助線は表示されません。

まず、以下のように別々に入力します。

boxplot(x, y, col="blue")

grid(NA, NULL)


すると補助線は表示されますが、やはり補助線が前面に出てしまっています。



この後に、再度箱ひげ図をプロットする命令文を入力します。

上書きするため add=TRUE と入れるのがポイントです。

boxplot(x, y, col="blue", add=TRUE)



できました!

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