記事のアーカイブ

2025年09月05日 08:58

広島湾研究集会

9月2日に広島市で第23回広島湾研究集会が行われました。カキとアサリの話でした。特に、カキの産地として広島湾は有名ですが、生産現場で起きている問題や将来について、また全国で激減しているアサリの資源復活に向けての取り組みについて、議論が尽きないほどでした。来年の広島湾研究集会は広島大学で行う予定です。(撮影禁止のため写真はありません)また、昨年度に学位を取得された橋田さんの論文がFisheries Researchに掲載されました。おめでとうございます!10月末まではフリーで公開されています。
2025年08月25日 07:56

大阪湾調査

暑い日が続いています。先週に大阪湾の干潟調査に行ってきました。この日は天候に恵まれました。もちろん暑かったです。近畿地方では38℃に達したところもあったようです。まず1地点目。写真の右端、ベントスチームが調査をしています。我々魚類チームは小型地曳網を曳きます。そしてみんなでソーティング。小さなハゼが多かったようです。ガザミの稚ガニを何度か見かけました。同地点で見たタイワンガザミ雄の脱皮殻。続いて2地点目。風の影響で白波が立っていました。ここではササウシノシタやヒラメの姿を見ました。大阪湾のヒラメは資源状況が良好なようで、こうした環境で稚魚が育っていることに支えられているのかもしれません。ツメタ
2025年08月13日 18:47

日本水産学会の秋季大会への参加(早割)は8月15日まで!

暑い日が続いていました。気象庁のデータをみると、東広島市では7月は14~18日しか降雨がありませんでした。8月は、7日から降雨がありましたが、10~11日は雨が強く、11日には大雨警報が発令されました。8月だけでも石川、山口、九州の各地で線状降水帯の発生が確認され、災害級の大雨が降った地域がありました。被災地域の方々にお見舞い申し上げます。渇水のニュースから一転してこのような状況になり、やるせない気持ちになります。7月29日には、9月修了予定のAngeloさんの学位論文公聴会が行われました。対面とオンラインのハイブリッドでのプレゼンでした。また、8月1日には、論文博士での取得を目指す国松さんが
2025年07月26日 13:19

豊潮丸航海

7月16-17日に豊潮丸の航海に行ってきました。元々は5月下旬に調査のための航海を予定していたのですが、諸事情で7月に延期になり、内容を変更しての実施となりました。初日は愛媛県の伊予沖へ。岸近くで停泊し、小型船で岸へ移動しました。みるみる小さくなりました。小型艇で3往復です。小型艇から豊潮丸をパシャリ。愛媛県栽培資源研究所を訪問しました。まずはトラフグの標識作業を体験させていただきました。船員さんも体験。続いて愛媛県の水産業などをご説明いただきました。そして施設を見学させていただきました。こちらはクルマエビ(標識あり)。愛媛県栽培資源研究所のみなさま、大変お世話になりました。ありがとうございま
2025年07月14日 16:29

久しぶりの雨

暑い日が続いていましたが、 本日、久しぶりに東広島市で雨が降りました。調べてみたら6月26日以来で、18日ぶりということになります。昨日は広島大学でゆかた祭りが行われたのですが、雨が降らなくてよかったと思います。7月8日には山口県で恒例のヒラメ調査でしたが、あいにく船のエンジントラブルで中止。同日に予定していた採泥調査のみを実施しました。こんな日に限ってベタなぎでした。ミズクラゲがたくさんいました。クラゲ多いですね。D2のAlvinさんが採泥器を何度も降ろしては採泥失敗を繰り返し、ヘトヘトに。B4の伊藤君が降ろしたらなぜかスンナリと採泥成功。理由は不明です。まだまだ暑い日が続きそうですが、どう
2025年06月26日 20:40

カナダの学会

6月16日からカナダのケベック・シティーで行われたLarval Fish Conferenceに参加しました。会場のホテル。発表会場。円卓でした。私はポスター発表しました。カナダ遠かったです・・・
2025年06月14日 16:19

干潟調査

6月13日に広島市の干潟へ行きました。到着したら、漁業者のみなさんが作業をされていました。お話をうかがったところ、マガキが昨年多く、たくさんのマガキが網について大変だとのことでした。新たに網を設置した場所。網がアサリを捕食者から守ってくれます。この網を張った場所は、私達が現場で行っている実験のそばでした。私達の実験では容器を砂に埋めていたのですが、その容器にたくさんのアサリ稚貝がいました。天然のアサリの発生がかなり多いようで、これらが生き残って大きくなると瀬戸内海のアサリ復活にもつながるのでは、と思います。これらは網の下に置いておきました。私達の作業が終わり、タモ網で近くをガサガサとやっていた
2025年05月31日 21:46

フィリピンの大学が学部を訪問

5月21日にフィリピンのCapiz州立大学(CapSU)の一行が生物生産学部を訪問されました。私たちが昨年9月にCapSUを訪問して合同シンポジウムを開催したことを受けて、今後の交流について打合せをすることが目的でした。実は2月に訪問予定であったのですが、円安の影響か、フィリピンから日本への観光旅行を希望する人が大使館に殺到し、ビザがなかなか取得できなかったために今回に延期となりました。3月にVisaya州立大学で交流シンポジウムが行われたときにもCapSUの方々とお会いして希望を伺っており、今回実現できてよかったです。
2025年05月19日 09:11

5月の調査

5月も半ばを過ぎて暖かくなりました。野外調査にも出かけています。山陽小野田市(山口県)でのヒラメ調査。広島市での干潟調査。阪南市(大阪府)でのアマモ場・干潟調査。小型地曳網を曳いています。今年の2月に訪れたときにはアマモ場が完全になくなっていたと思っていたのですが、ちらほらと生えていて安心しました。浅瀬に小型のアカエイがいました。干潟を歩くときには気をつけなくてはいけません。別の場所では地元の小学生がアマモを植えていました。自然共生サイトでは人の手で生物多様性を守る取り組みが行われています。近くでハマヒルガオがきれいに咲いていました。
2025年04月28日 12:30

4月後半の振り返り

4月後半を振り返ります。4月15日に大学院生と広島市の干潟へマテガイの実験に行きました。(注意:漁業協同組合の許可を得ています)潮が引いて干潟が現れます。写真を撮っていたら近寄ってきたハト。警戒心なさすぎ。干潟の一部に漁業者がアサリ保護用のネットを設置しているのですが、ネットがアオサで覆い尽くされていました。調査で見かけた二枚貝。左上:オチバガイ、左:ソトオリガイ、中:イソシジミ、右:マテガイクルマエビでしょうか。砂に潜っていました。もちろんリリースしました。4月18日には卒論生の研究対象のハモが届きました。まな板2つつなげて測定。大きいです。消化管からカニらしき一部が出現。送ってくださった漁

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