調査や実験
2023年07月07日 09:07
7月になりましたが、天気のよくない日が続いています。先日は九州で大雨があったようで、被災された方々にお見舞い申し上げます。5年前の西日本豪雨を思い出します。大きな災害がないことを願います。
7月上旬から広島県栽培漁業センターよりガザミとマダイの種苗をいただき、留学生2名が 実験を開始しました。
こちらはガザミの種苗です。
こちらはマダイの種苗です。
午前に実験のセットアップを終え、午後に広島市の干潟へ行きました。
場所によってはアマモが密に生えていました。
アマモにはカミナリイカの卵もありました。
別の干潟で野外実験の試行も行いました。
来週は豊潮丸の航海に行ってきます。
話は変わりますが、ヒラメ耳石日周性の証明と日齢推定手法を記載した論文が受理、掲載されました。
Uehara et al. (2023) Fisheries Research
50日間のフリーアクセスとなっています。
(内容)ヒラメは日本で最も研究が進んでいる異体類(ヒラメ・カレイ類)ですが、その初期生活史の研究において重要なツールである耳石日周輪を解析で用いるためには、輪紋の日周性の確認が重要です。この論文ではヒラメの礫石で初めて日周性を確認しました。また、第一輪紋の形成日は変異が極めて大きく、この問題を克服する日齢推定手法を開発し、野生の稚魚に適用可能であることを示しました。
お問い合わせ先
冨山 毅 Takeshi Tomiyama
〒739-8528 東広島市鏡山1-4-4 広島大学 統合生命科学研究科
082-424-7941 (直通)
tomiyama(at)hiroshima-u.ac.jp
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