市場と干潟

2022年11月04日 16:39

10月末に広島市の中央卸売市場へ行ってきました。


午前4時過ぎに行きました。ちょうど競りが行われていました。早くからたくさんの方が働いておられます。



広島湾の水揚げ物を見学しました。ハモとヒラメ。このヒラメは大きくて体色異常も出ていますが、私は天然魚だと思います。



アイナメ。やせていますね。



左の箱にはマコガレイとホシガレイがいました。



ブリの幼魚(ヤズ)



ボラ。丸々としています。



マアジ



あとは他産地から運ばれてきたものを見学しました。

島根県産のキジハタ(アコウ)とアカカマス(と思いますがヤマトカマスの可能性もあります)。



山口県産のクロメバル。メバル類は価格が高くなっていて、中には1kgあたり3,000円のものがありました。



産地不明(単に確認しなかっただけ)のクロソイ。



こちらも産地不明のチダイ、オニオコゼ、クロウシノシタ。



この日、よく見かけたヨロイイタチウオ(通称、メンタイ)。



こちらはツキヒガイというのだそうです。産地は聞き忘れました。



市場を見学した後、近くの干潟へ行きました(こちらが主目的)。

到着したのは夜明け前の5時半。しばらく待ってようやく明るくなり始めました。



この干潟は数年前まではアオサ類でびっしりと覆われていたのですが、近年は激減してこの日もさっぱり見かけませんでした。この写真はわずかに見られたアオサ類。



干潟にはたくさんのエイ類(アカエイ、ナルトビエイ)の摂食痕で水たまりができていました。



タマシキゴカイの卵塊と糞。


匍匐していたサキグロタマツメタ。数はわずかでした。


サキグロタマツメタの卵塊。あちこち歩き回って3個しか見つけられませんでした。


断面をみたところ、まだ発生がほとんど進んでおらず、ごく最近に産出されたもののようでした。


寒くなってきましたが、みなさまどうぞお大事に。

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