初めてのカニ籠調査
2023年05月11日 17:21
5月になり、暖かい日が続いています。
竹原市沖でカニ籠(かご)の調査を行いました。D1のAngeloさんのテーマの一環で、ガザミ類の分布を調べるためです。広島県ではカニ籠の使用が禁止されており、地元の漁業協同組合の理解を得て、特別採捕許可をもらって実施しました。なお、籠は愛媛県の漁業者から提供いただきました。
まずは道具の準備。
調査場所。
カニ籠に餌(解凍したコノシロ)を入れて設置しました。籠を30個入れました。さて何が入るのか・・・
そして翌日、24時間後の回収です。
採集されたのは・・・
イネゴチとイトマキヒトデ。
別の籠ではオニオコゼ。産卵を控えているのか、お腹が膨らんでいました。
なんと、これで全てです。予想以上にとれなくてびっくりしました。
ガザミ類は近年、大変減少しているので、あまりとれないとは思っていましたが・・・
なお、採集した生物は全てリリースしました。
毎月調査する予定でしたが、見直す必要がありそうです。調査ではよくあることですが。
お問い合わせ先
冨山 毅 Takeshi Tomiyama
〒739-8528 東広島市鏡山1-4-4 広島大学 統合生命科学研究科
082-424-7941 (直通)
tomiyama(at)hiroshima-u.ac.jp
〒739-8528 東広島市鏡山1-4-4 広島大学 統合生命科学研究科
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