久しぶりの学会現地参加と野外調査
2023年04月06日 16:44
3月29~30日に品川で行われた日本水産学会春季大会に参加しました。春季大会は現地開催が2019年以来で、とても久しぶりでした。
桜の写真しか撮っていませんでした・・・
そして4月になり、新たなメンバーも加わって賑やかになりました。
4月4日には恒例の藻場調査を行いました。
なんと、メバルが大漁です。
学会で「2023年は2022年よりさらにメバルが少なく、ガラモ場の衰退が進んでいます」と発表したばかりなのに・・・なお、ガラモが2022年より減っているのは間違いないのですが、3月に全くといってよいほどいなかったメバルがたくさん入網して驚きました。
スズキ稚魚もたくさん採集されました。
学生さん(山本君)が潜って写真を撮ってくれました。メバル稚魚がたくさん泳いでいます。
翌4月5日には倉橋島へ行ってきました。雨の中・・・
いつもの調査場所はあいかわらず魚が見えないのですが、ちょっと違う場所にはアカモクがたくさん生えていました。
実はこの写真には稚魚がたくさん写っていました。
水中で写真を撮るとこのとおり!メバルがたくさんいます。こんな光景が見られるとは、ちょっと感動しました。先日の学会で、瀬戸内海ではガラモ場がすっかり衰退した、というような発表をしてしまったのですが、場所によってはそれなりに健在かもしれません。ただ、地元の人に話を聞くと「いやいや、藻はすっかり減ったよ。餌もないけん、魚がおらんくなった」とのことでした。以前の状態がわからないのが残念です。
近くの場所(鹿島大橋)から撮った写真。アカモクがたくさん生えていました。
これを機に、めっきり減ってしまったと言われているメバル類が回復してくれることを願うばかりです。
お問い合わせ先
冨山 毅 Takeshi Tomiyama
〒739-8528 東広島市鏡山1-4-4 広島大学 統合生命科学研究科
082-424-7941 (直通)
tomiyama(at)hiroshima-u.ac.jp
〒739-8528 東広島市鏡山1-4-4 広島大学 統合生命科学研究科
082-424-7941 (直通)
tomiyama(at)hiroshima-u.ac.jp