カニかご聞き取り調査

2023年01月29日 09:32

寒い日が続いています。こちら西条でもこの冬は雪がよく降っています。


1月23日に愛媛県にカニ籠(かご)漁業の聞き取り調査に行きました。10月から研究室に来た留学生の研究テーマ関連です。この日も朝から雪が積もりました。10年に1度と言われる最強寒波の到来直前で、いろいろと心配でしたが、無事に調査に行くことができました。



やってきたのは愛媛県漁業協同組合西条支所さんです。愛媛県の西条市にあります。そう、実は広島大学のキャンパスがある「西条」と同じ名前であるため、留学生(写真右下)が混乱していたようです。広島大学は東広島市にありますが、東広島市には9つの地域があって(市のHP)、そのうちの一つが西条です。西条駅が大学の最寄り駅になります。愛媛県には「伊予西条駅」があります。確かに留学生にとってはややこしいですね。



カニ籠を営む漁業者の方にお越しいただいて詳しい説明をうかがいました。様々な工夫が施されていることを教えていただきました。


(実際に使用されているカニ籠を見せていただきました)


一方で、カニ(主にガザミ)の漁獲量は大きく減少しており、カニ籠漁に従事する漁業者はとても減ったそうです。この後に、別の支所さんを訪問してお話を伺いましたが、昔に比べてエビ類、カニ類は特に漁獲量が激減したとのことでした。「大学で研究して資源を増やしてくださいよ」と冗談交じりに言われましたが、本当に資源の減少は切実であることを実感しました。すぐに回復とはいかなくても、どのような資源の利用が望ましいのか考えていく必要があると思いました。とても勉強になりました。調査をセッティングしてくださった愛媛県のみなさま、漁業協同組合のみなさま、ありがとうございました! 

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