ニュース

2023年06月10日 08:45

久しぶりのハチ干潟

6月7日に2年ぶりに竹原のハチ干潟へ行きました。干潟で網をがさごそと使っていたら、イシガレイがいました。大きくなっています。写真を撮ってからリリースしました。水温が19.9℃でしたので、そろそろ干潟から沖へ移動する時期と思われます。こちらは学生さんが採集したクロダイ。まだ仔魚期のようです。こちらも写真を撮ってからリリースしました。干潟にはツメタガイの卵塊がいくつかありました。干潟を匍匐するタマガイ科を発見。パッと見ても種類がわかりませんが・・・ひっくり返してみると、ゴマフダマでした。模様が消えてしまっています。こちらは学生さんが採集したツメタガイ(右)と、正体不明の卵塊(左)です。卵塊はゴマフ
2023年05月25日 18:36

野外調査

5月後半も数回、野外調査へ出かけました。まずは倉橋島。ガラモ場が発達しています。近くではヒジキやアカモクを漁獲している漁業者がいました。こちらはヒジキです。ガラモ場はメバルだらけでした。今年は本当に多いです。こちらはアナハゼ属の一種とメバル属の一種。シュノーケリングしていて、ヒメハゼの写真を撮ったつもりでしたが、確認したらスジハゼのようでした。この日はほかにもアジの群れなどたくさんの魚を見ました。別の日には水産資源研究所のヒラメ調査に参加させていただきました。といっても私は特別採捕許可の採捕者に名前がないので、漁港から見送りました(学生さんが乗船しました)。午前5時前に出航でした。海はとても穏
2023年05月11日 17:21

初めてのカニ籠調査

5月になり、暖かい日が続いています。竹原市沖でカニ籠(かご)の調査を行いました。D1のAngeloさんのテーマの一環で、ガザミ類の分布を調べるためです。広島県ではカニ籠の使用が禁止されており、地元の漁業協同組合の理解を得て、特別採捕許可をもらって実施しました。なお、籠は愛媛県の漁業者から提供いただきました。まずは道具の準備。調査場所。カニ籠に餌(解凍したコノシロ)を入れて設置しました。籠を30個入れました。さて何が入るのか・・・そして翌日、24時間後の回収です。採集されたのは・・・イネゴチとイトマキヒトデ。別の籠ではオニオコゼ。産卵を控えているのか、お腹が膨らんでいました。なんと、これで全てで
2023年04月22日 11:26

種苗の食害調査

4月中旬に広島市で行われたマコガレイ種苗放流で、漁協さんにお願いして刺し網による食害調査を実施しました。今年で3年目です。今年は網の量を減らしていただき、網から魚などを外す作業も短縮できました。私達が到着したときにはすでに網を揚げてくださっていました。網から魚やカニを外します。初めての体験の学生さんもいて、苦労しながら外していました。昨年におびただしい数がかかったコノシロですが、今年は30尾ぐらいでした。こちらはクロメバル。河口域ですが、このようなメバルが入ってくるのが私には意外に感じられます。小ぶりのスズキやキチヌ、ウミタナゴなど。スズキの胃からはヒメハゼとみられるハゼ類が出てきました。マコ
2023年04月06日 16:44

久しぶりの学会現地参加と野外調査

3月29~30日に品川で行われた日本水産学会春季大会に参加しました。春季大会は現地開催が2019年以来で、とても久しぶりでした。桜の写真しか撮っていませんでした・・・そして4月になり、新たなメンバーも加わって賑やかになりました。4月4日には恒例の藻場調査を行いました。なんと、メバルが大漁です。学会で「2023年は2022年よりさらにメバルが少なく、ガラモ場の衰退が進んでいます」と発表したばかりなのに・・・なお、ガラモが2022年より減っているのは間違いないのですが、3月に全くといってよいほどいなかったメバルがたくさん入網して驚きました。スズキ稚魚もたくさん採集されました。学生さん(山本君)が潜
2023年03月24日 16:49

久しぶりの干潟と春到来

あいにく曇天が続いていますが、 いよいよ春らしく暖かくなってきました。大学本部前のソメイヨシノは咲き始めていました。その近くのコブシの木が白い花をたくさん咲かせていました。もちろん花に詳しいわけではなく、木に「コブシ」と書いてありました。広島市へ久しぶりに干潟調査に行きました。ここ数年はアオサが減っていたのですが、久しぶりにアオサがたくさんある光景を見ました。そしてスズキの稚魚がたくさん採集されました。しかし目的はスズキではなかったので、全てリリースしました。スズキの研究をやろうとした2年前には全く採集されなかったのに・・・目的のカレイ類はそれなりに生息しているようでした。昨日には卒業式もあり
2023年03月22日 09:35

建物の改修がほぼ終了

すっかり更新が滞ってしまいました。昨年から改修工事が続いていた学部の建物ですが、ようやく終わりを迎えつつあります。3月10日に仮の研究室から机等の荷物を移動させ、先週には学生部屋に机が設置されました。学生室(南側)学生室(北側)ロッカーも学生さんに割り当てられます。3月10日の引っ越し作業の一コマ。右中央の作業員はバイトのS君です。4月からこちらの研究室の院生になる予定です。単なる偶然だったようですが。3月16日には愛媛県の漁業者を訪問しました。お話を伺っていると、突然おびただしい数のカワウが飛来してきました。そして一斉に潜り始めました。漁業者によると多いときには何千羽とやってきて、潜ってコノ
2023年02月21日 14:35

卒論発表会

2月15日に卒論発表会が行われました。こちらは昨年度に引き続き対面での実施となりました。興味深い発表がいくつもありました。発表者のみなさん、おつかれさまでした!その2日後には恒例の野外調査へ行きました。調査に行ったみなさん、おつかれさまでした!
2023年02月11日 12:17

修論発表会

2月10日に修士論文発表会が行われました。研究科全体での発表会ですが、今年もオンデマンドで事前に発表の動画を視聴し、発表会当日は質疑応答(一人10分)をオンラインで行うという形式でした。興味深い発表がたくさんありました。 リハーサルの様子来週は卒論発表会が行われます。こちらは対面開催予定です。また、2019年度修士卒の出口君の論文が受理され、掲載されました。おめでとう!Deguchi et al. (2023) Deep-Sea Res II
2023年01月29日 09:32

カニかご聞き取り調査

寒い日が続いています。こちら西条でもこの冬は雪がよく降っています。1月23日に愛媛県にカニ籠(かご)漁業の聞き取り調査に行きました。10月から研究室に来た留学生の研究テーマ関連です。この日も朝から雪が積もりました。10年に1度と言われる最強寒波の到来直前で、いろいろと心配でしたが、無事に調査に行くことができました。やってきたのは愛媛県漁業協同組合西条支所さんです。愛媛県の西条市にあります。そう、実は広島大学のキャンパスがある「西条」と同じ名前であるため、留学生(写真右下)が混乱していたようです。広島大学は東広島市にありますが、東広島市には9つの地域があって(市のHP)、そのうちの一つが西条です

サイト内検索

お問い合わせ先

冨山 毅 Takeshi Tomiyama 〒739-8528 東広島市鏡山1-4-4 広島大学 統合生命科学研究科 082-424-7941 (直通)